注文住宅への希望のヒアリングから始まる

ストレートな意思表示を

注文住宅の設計は、たとえるならヒアリングで描く似顔絵作成作業と共通しています。まっさらなキャンバスに、施主が思い描く理想の家を、設計担当者がヒアリングを通じてイメージを推察し、それをラフスケッチ、そして設計図に描く作業からスタートします。

ただ質問は尋問ではなく、事務的に一方通行で次々と投げかけられるものではありません。コミュニケーションを通じて、まずは相互信頼関係を自然に構築しつつ、会話の中からこだわりのポイントや予算の上限など、要確認ポイントをひとつずつ確かめて行く流れとなるのが一般的です。そのためヒアリングは1度限りで終わることはありません。対話を重ねる中、共同作業的に設計図が次第に具体化していく流れとなります。

この作業の途中で、突然グッドアイデアが浮かんだのであれば、臆せず積極的に伝えるとともに、予算面に関しては見栄を張らず、正直に上限を伝える姿勢が大切です。

ライフステージの変化を視野に

注文住宅の設計に際してのヒアリングで外せないのが、ご家族の中長期的なライフプランです。将来たくさんの子どもが欲しいのであれば、そのような生活を視野に入れた間取りが、将来高齢のご両親との同居の可能性があれば、バリアフリー対応も見過ごせません。そうした部分の確認も必要であり、時にプライベートな人生計画に関するヒアリングとなる場面も想定されます。これは立ち入った質問ではなく、中長期的に快適に過ごせる家造りに必要な確認作業ですので、答えられる範囲で正直に回答しましょう。

業者側はあくまで、安全かつ快適な生活空間として注文住宅を捉え、設計に注力します。双方の意見が歩み寄りを見せられない場面も想定されますが、感情的に施主である自分たちの意向を強行しようとせず、冷静に熟考の上で、妥協点を探されることをおすすめします。注文住宅のヒアリングは、互いの考えの相互理解を目的としたキャッチボールです。

分譲住宅は、注文住宅と比べるとデザインの自由度が低くなりますが、最新型のバスやキッチンなどが採用されている物件が少なくありません。