最終的に落としどころを決めて決定する

注文住宅の特徴と設計のプロセス

注文住宅の醍醐味の一つに、自分が希望する間取りや住宅設備の導入を実現することができるということがあります。これはマンションや建売住宅にはない、注文住宅だけに存在するメリットです。しかしながら、設計における様々な制約が存在することから、何でも希望すれば叶うというわけでは必ずしもありません。この点、注文住宅の設計プロセスは、まず最初に間取りを確定することから始まって、内部の家具やコンセントの配置、外観のデザイン、住宅設備の仕様などといった細部を順次決めていくというのが一般的なプロセスになるのですが、それぞれに理解しておくべき制約が存在しますので、以下でいくつかのプロセスごとに見ていくことにしましょう。

設計段階における注意点とは

注文住宅の間取りを確定する際にまず把握しておくべき制約の一つが、土地に設けられている建築制限です。代表的なものが建ぺい率や容積率で、例えば建ぺい率が50パーセントである100坪の土地に建坪60坪の建物を建てることはできません。そのため、注文住宅を契約する際には、建設を予定している土地にどの程度のサイズの建物が建てられるのかを確認しておくことが不可欠です。 また、内部の配置を決める際には、生活動線の確保というニーズが思わぬ制約を生じさせる可能性があります。導線が確保できていないと生活する上で不自由を感じやすくなるのですが、それを重視しすぎると思った場所に家具を配置できないといったジレンマが生じるため、いかに両者のバランスを取るかがポイントとなるわけです。

建売住宅は建築済みの物件なので、購入手続きが済めばすぐに入居できます。また、同じデザインの物件なら基本的に同じ間取りなのでモデルルームと変わらない雰囲気なのも利点のひとつです。